カ類

カ類

日本に分布するネズミの種類は約40種類以上が知られています。主として建築物内に侵入して問題を起こす種類は、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類です。
ネズミ類はサルモネラ菌、レプトスピラ症、腎症候性出血熱など多くの疾病の媒介者としても知られています。また、飲食店舗等のイメージダウン、糞による異物混入、商品への汚染・咬害などだけでなく、ネズミの営巣場所で繁殖するイエダニによる人への吸血被害の原因にもなります。

人への吸血被害問題のある代表的なカ類

アカイエカ

アカイエカ

◎成虫の体色 赤褐色
◎成虫口吻 白帯なし
◎発生場所 下水溝、雨水桝、汚水溜など

◎吸血活動帯 夜間
◎主な吸血場所 屋内
◎越冬 雌成虫で越冬休眠

チカイエカ

◎成虫の体色 赤褐色
◎成虫口吻 白帯なし

◎発生場所 地下水槽、浄化槽、雨水桝など
◎吸血活動帯 夜間
◎主な吸血場所 屋内
◎越冬 越冬休眠しない
コガタアカイエカ

コガタアカイエカ

◎成虫の体色 暗褐色
◎成虫口吻 白帯有り

◎発生場所 水田、池沼、灌漑溝、湧水など
◎吸血活動帯 夜間
◎主な吸血場所 屋内・屋外
◎越冬 雌成虫で越冬休眠
ヒトスジシマカ

ヒトスジシマカ

◎成虫の体色 黒色、胸背中央に白線
◎成虫口吻 白帯なし

◎発生場所
 墓地の花筒、竹の切株、古タイヤなど
◎吸血活動帯 昼間
◎主な吸血場所 屋内
◎越冬 卵で越冬冬眠

カ類の被害

・吸血被害
・伝染病の媒介者
・不快感を与える

カ類の予防

・幼虫の発生防止
・成虫の侵入防止
・刺されない工夫(蚊帳など)

カ類の防除

・殺虫剤の使用(蚊取線香など)
・捕虫器の設置


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